おはようございます!介護施設紹介事業所あおぞらリサーチ営業の宮下です。
7月11日 金曜日 本日も雨となりました。鹿児島市は連日の桜島の火山灰で車も真っ黒です。
少しでも流れてくれれば助かります。
本日は少し堅いテーマかもしれませんが、私たちの生活、特に介護と密接に関わる「政治」についてお話ししたいと思います。「政治」と聞くと、難しく感じたり、自分には関係ないと思ったりする方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実は介護の世界と政治は、切っても切れない深い関連性があるのです。
ご存知の通り、日本の介護は「介護保険制度」によって支えられています。この制度は、皆様が支払う保険料と税金によって運営されており、介護が必要になった際に、一定の費用負担でサービスを利用できる仕組みです。この介護保険制度の枠組みそのものが、まさに政治によって作られ、そして改定されていくものです。
例えば、介護保険料の額、利用できるサービスの範囲、自己負担割合、そして介護職員の給与水準に至るまで、その多くは国会での議論や政府の政策決定によって定められます。私たちが「介護サービスを受けたい」と思っても、そのサービスがどれくらい利用できるのか、いくら費用がかかるのかは、政治が決定する介護保険制度のルールによって大きく左右されるのです。
介護現場では、日夜、高齢者の方々の生活を支えるために多くの介護職員が奮闘しています。しかし、「人手不足」や「賃金の低さ」といった課題は依然として深刻です。これらの課題を解決するためには、介護職員の処遇改善や人材確保のための施策が不可欠であり、これらもまた政治の役割が非常に大きい部分です。
介護報酬の引き上げや、介護職員の資格取得支援、外国人介護人材の受け入れ体制整備など、具体的な政策が実行されることで、初めて現場の状況は改善に向かいます。私たちが安心して介護を受けられる環境、そして介護の仕事を選ぶ人が増える環境を作るためには、介護現場のリアルな声が政治に届き、政策に反映されることが不可欠なのです。
遠い存在に思える政治ですが、実は私たちの暮らし、特に介護においては、日々の生活に直結しています。例えば、地域包括ケアシステムの推進や、医療と介護の連携強化といった政策も、私たちが住む街で、いかに安心して老後を過ごせるかということに深く関わってきます。
高齢化が急速に進む日本において、介護はもはや一部の人事ではありません。誰もがいつか、あるいは家族が、介護に関わる可能性を秘めています。だからこそ、私たちは介護に関する政治の動きに関心を持つことが非常に重要です。選挙の際に介護政策に目を向ける、地域の議員の声を聞く、介護に関するシンポジウムに参加するなど、行動は様々です。
私たちが政治に関心を持ち、声を上げることが、より良い介護制度の実現、そして誰もが安心して暮らせる社会の構築に繋がると信じています。あおぞらリサーチも、皆様が安心して介護サービスを利用できる社会を目指し、情報発信を続けてまいります。