皆さま、おはようございます。
今年も残すところあと6日です。
最終週です。
皆さまにとって今年はどんな1年でしたでしょうか。
『あおぞらリサーチ』も2年目に入り、地域の方々に少しずつ認知されてきました。
少しでも皆さまのお役にたてたのであれば嬉しいです。
年末最後の挨拶みたいになっていますが、我々『あおぞらリサーチ』は年中無休で対応しております。
介護のこと、施設のことなんでも構いませんのでお気軽にご連絡いただければと思います。
ということで、本題に参りましょう。
前回は、総合事業の生活支援サービスと、介護予防ケアについて書きました。
今回は、総合事業の【一般介護予防事業】について書いていきたいと思います。
【一般介護予防事業】では、地域全体で高齢者の介護予防・生活支援体制を構築するため、
『介護予防把握事業』、『介護予防普及啓発事業』、『地域介護予防活動支援事業』、そして
理学療法士などを活用した自立支援の取り組みを支援する
地域リハビリテーション活動支援事業を実施します。
【一般介護予防事業】は、2015年度以前における一般高齢者向けの一次予防事業と
2次予防事業対象者(旧特定高齢者)向けの二次予防事業が統合されることにより、
前回の制度改正で誕生しました。そのため【一般介護予防事業】の
対象者はすべての高齢者となっています。
【一般介護予防事業】の内容は市町村によって差がありますが、
基本的な事業の目的は示されています。
『介護予防把握事業』では、支援を必要とする高齢者を把握して介護予防に繋げ、
『介護予防普及啓発事業』では予防活動の普及・啓発、
『地域介護予防活動支援事業』では住民主体の介護予防活動の育成・支援、
『一般介護予防事業評価事業』では介護保険事業計画に定める目標値の達成状況の検証と、
【一般介護予防事業】の事業評価を行います。
そして2015年から追加された地域リハビリテーション活動支援事業では、
通所・訪問・地域ケア会議・
サービス担当者会議・通いの場などへの機能訓練指導員の関与を促進します。
【一般介護予防事業】の事業内容の例として以下に書いていきます。
◉『介護予防把握事業』
基本チェックリストの配布、回収(年齢に応じて3年に1回・毎年)
回収した基本チェックリストに基づく
アドバイス表の送付や事業の案内、見守りなど
◉『介護予防普及啓発事業』『地域介護予防活動支援事業』
運動教室や健康教室などの対象者選定、対象者に対する教室の実施、
敬老会館や高齢者センターにおける介護予防関連講座の実施
◉『一般介護予防事業評価事業』
介護予防計画に定める目標の達成状況の把握、一般介護予防事業の事業評価
◉地域リハビリテーション活動支援事業
地域ケア会議やサービス担当者会議へのリハビリテーション専門職の参加、
運動教室や健康教室へのリハビリテーション専門職・口腔機能向上指導員・栄養改善指導員の派遣など
以上が【一般介護予防事業】主な活動内容の事例です。
対象者が、高齢者全体ということで非常に範囲が広いですので、
介護予防についての事業が盛り沢山です。
しかし、ご存知でない方のほうが多いのではないかと勝手に思っております。
少しでも皆さまが知るきっかけになればと思います。
ということで、残り6日、元気に年末を過ごしましょう。