介護施設選びの最初のステップ:何から始めるべき?

介護施設選びの最初のステップ:何から始めるべき?

おはようございます、あおぞらリサーチ営業の宮下です。

6月17日 火曜日 本日も暑くなりそうですね。

水分補給は欠かさずに頑張ってまいります。

「そろそろ介護施設を探し始めなければ…」「親が高齢になってきて、将来が心配だ…」

多くの方が、このような漠然とした不安から介護施設選びをスタートされます

しかし、いざ探し始めようとすると、「一体何から手をつければいいのだろう?」と途方に暮れてしまう方も少なくありません。

インターネットで検索しても情報が多すぎて迷ってしまう、というお声もよく耳にします。

介護施設選びは、ご本人様にとっても、ご家族様にとっても、人生における大きな決断の一つです。

だからこそ、焦らず、そして正しいステップを踏んで進めていくことが大切です。

今回は、介護施設選びを始めるにあたって、まず最初に行うべき「最初のステップ」について、具体的なポイントを交えながらお話ししたいと思います。


ステップ1:介護が必要になった背景と、ご本人・ご家族の希望を整理する

介護施設選びの出発点は、なぜ施設を探しているのか、どんな生活を送りたいのかを明確にすることです。

  • 介護が必要になった背景は?

    • 病気や怪我による身体機能の低下ですか?
    • 認知症の進行による生活の困難さですか?
  • ご本人様の希望は?

    • 「できるだけ自宅に近い場所がいい」「住み慣れた地域を離れたくない」
    • 「少人数でアットホームな雰囲気がいい」「たくさんの人と交流したい」
  • ご家族様の希望は?

    • 「面会に行きやすい場所がいい」
    • 「医療ケア体制が整っている方が安心」

このステップで、漠然としたイメージを具体的な言葉にすることで、後の施設選びの軸が定まります。


ステップ2:介護保険の基礎知識を知り、利用状況を確認する

介護施設探しと並行して、介護保険制度の基礎を知ることも非常に重要です。介護保険は、介護が必要となった方を社会全体で支えるための公的な制度であり、様々なサービスや施設の利用料に大きく関わってきます。

  • 要介護認定を受けているか?

    • まだ申請していない場合は、市区町村の窓口や地域包括支援センターに相談して、要介護認定の申請を行いましょう。認定の有無やその度合いによって、利用できるサービスや入居できる施設の種類が異なります。
  • どのようなサービスが利用できるのか?

    • 訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、自宅で受けられるサービスについても知っておくと、選択肢が広がります。
    • 施設サービスの場合も、介護保険の適用範囲や自己負担割合を理解しておくことで、費用の目安を立てやすくなります。

介護保険について不明な点があれば、迷わず地域包括支援センターやケアマネジャーに相談してください。専門家から正確な情報を得ることで、効率的に次のステップに進めます。


ステップ3:予算の目安を立てる

介護施設の費用は、施設の種類や提供されるサービス、立地などによって大きく異なります。無理のない範囲で、現実的な予算の目安を立てることが、選択肢を絞り込む上で不可欠です。

  • 初期費用(入居一時金など)はどのくらいまで出せるか?
  • 月額費用(家賃、食費、管理費、介護サービス費用など)はどのくらいまでなら継続できるか?
  • 年金や預貯金で賄えるのか、他に充当できる資産はあるのか?
  • 費用負担を軽減する制度(高額介護サービス費など)は利用できるか?

具体的な数字を書き出してシミュレーションしてみることをお勧めします。後から「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、この段階でしっかりと現実を見据えることが大切です。


これらの「最初のステップ」を踏むことで、介護施設選びは格段に進めやすくなります。漠然とした不安を具体化し、情報収集の方向性を定める。この準備が、ご本人様にとって最適な施設と出会うための第一歩となるでしょう。

あおぞらリサーチでは、皆様の希望や状況を丁寧にヒアリングし、数ある介護施設の中から最適な場所をご提案しています。一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。

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