2025年7月、鹿児島市内の夜景がきらめく中、私たち「鹿児島県老人ホーム相談窓口 あおぞらリサーチ」にとって、
非常に意義深い会合が催されました。
市内の主要病院でご活躍されている医療ソーシャルワーカー(相談員)の皆様5名をお招きし、
ささやかながらも心のこもった懇親会を開催させていただいたのです。
病院の相談員様は、患者様が安心して退院後の生活へ移行できるよう、
日々、医療と介護、そして在宅の間に立ち、懸命に調整を行ってくださる専門職です。
治療を終えた患者様やそのご家族が抱える「この先、どこで、どのように暮らしていけばいいのだろう?」
という切実な不安に、真っ先に向き合うのが相談員の皆様なのです。
私たちあおぞらリサーチも、高齢者施設を探す方々の不安に寄り添う
という点で、同じ志を持っています。だからこそ、病院と施設紹介事業者がスムーズに、
そして密に連携することは、ご本人様にとって最善の選択肢を提示するために不可欠だと考えています。
この夜の懇親会は、まさにその「連携」を血の通ったものにするための貴重な時間となりました。
はじめは少し緊張した空気もありましたが、それぞれの現場でのご経験や想いを語り合ううちに、
すぐに和やかな雰囲気に包まれました。
「ご本人の希望を最大限に尊重したいが、ご家族との意向が違う場合にどう調整していくか」
「医療的なケアが必要な方の受け入れ先を探す際の、情報共有のポイントは?」
「施設側の受け入れ体制について、もっとリアルタイムな情報が欲しい」
など、日々の業務で直面する具体的な課題について、活発な意見交換が行われました。
相談員の皆様が、いかに一人ひとりの患者様の人生に真摯に向き合っておられるか、
その言葉の端々からひしひしと伝わってきます。私たちも、最新の施設情報や、
各ホームの特色、雰囲気といった、足で稼いだ情報をご提供させていただきました。
ある相談員の方が「あおぞらリサーチさんのように、地域に根差して顔の見える関係を築いてくれると、
私たちも安心して患者様を託せます」と仰ってくださった言葉は、何よりの励みとなりました。
この会を通じて、私たちは改めて強く認識しました。病院での治療がゴールなのではなく、
その後の人生がその人らしく輝き続けることこそが大切であると。
そのためには、私たちのような地域の事業者が、病院の相談員の皆様と
強い信頼関係で結ばれ、迅速かつ的確な「架け橋」となる責務があります。
懇親会はあっという間にお開きの時間となりましたが、この夜に生まれた繋がりは、
明日からの鹿児島の医療と介護の連携を、より強く、より温かいものにしてくれるはずです。
あおぞらリサーチは、これからも相談員の皆様と共に、退院後の不安を安心に変えるお手伝いに、
誠心誠意取り組んでまいります。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。